こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
苔は環境によって、生育の仕方が大きく変わる繊細な植物。
「良い苔」や「悪い苔」という明確な区別はありませんが、育てやすい苔もあれば、難しい苔もあるので、種類選びは重要なポイントです。
そこでこの記事では、一般的に「良い苔」と「悪い苔」と言われる苔を紹介します。
初めて苔テラリウムを始める方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
「良い苔」の例
スギゴケ
テラリウムで育てやすい苔の代表格がスギゴケでしょう。
杉の葉のような見た目で、ボリュームがあり存在感たっぷり。
半日陰から日向まで幅広い環境で育つため、初心者にもおすすめの苔と言えます。
お手入れも比較的簡単で、長く楽しむことができる種類です。
シノブゴケ
シノブゴケも人気の高い苔の一つです。
美しい緑色が魅力で、湿度の高い環境を好むためテラリウムとの相性は抜群!
日陰でも元気に育ってくれるので、日当たりの悪い場所でも楽しめるでしょう。
成長してもコンパクトなので、小さな容器でも管理がしやすい特徴があります。
ハイゴケ
そして見逃せないのがハイゴケ。
横に広がって生育する性質があり、土を選ばない強健さが特徴です。
苔玉作りにも重宝されていて、半日陰から日向まで幅広い環境に対応できます。
地面を這うように広がる様子は、ミニチュアの草原のような雰囲気を演出してくれますよ。
「悪い苔」の例
一方、テラリウムには向かない苔もあります。
ゼニゴケ
ゼニゴケは繁殖力が強すぎて制御が難しく、見た目も好みが分かれるかもしれません。
一度テラリウムに入れてしまうと、他の苔の生育を妨げることもあるため、避けたほうが無難でしょう。
ギンゴケ・ホソウリゴケ
ギンゴケとホソウリゴケは街中でよく見かける丈夫な苔ですが、密閉型のテラリウムでは意外にも育てるのが難しいことがあります。
また、野外から採取したものには小さな虫が潜んでいることも。
自然界での強さが、必ずしもテラリウムでの育てやすさにつながるわけではない・・ということですね。
まとめ:賢い苔選びから始めよう
このように、苔には向き不向きがあるものの、人体に害を及ぼすような「悪い苔」は存在しません。
大切なのは、目的や環境に合った苔を選ぶこと。
テラリウム作りを楽しむために、まずは育てやすい種類から始めてみてはいかがでしょうか?
時間をかけて苔の性質を理解しながら、徐々にレパートリーを広げていくのがおすすめです!