こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
ハイゴケは、身近な場所でよく見かける人気の苔。
地面に沿って広がる独特の姿と扱いやすさが特徴で、苔庭や苔玉によく使われています。
この記事では、ハイゴケの特徴や育て方について、初心者の方にも分かりやすく解説します。
テラリウムでハイゴケを育ててみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ハイゴケの特徴
扱いやすい定番の苔
ハイゴケ科
クローズド:△
オープン:〇
ハイゴケは、私たちの身近な場所でよく見かける苔の一種で、草むらや公園などで目にする機会が多いかもしれません。
この苔の特徴は、地面に沿ってマット状に広がること。
その様子が「這う」ように見えることから、ハイゴケという名前が付きました。
乾燥すると枝葉が少し巻いてしまいますが、他の苔に比べると見た目がそれほど悪くならないのが特徴。
そのため、扱いやすく利用しやすい苔として人気があります。
ただし、密閉された環境(クローズド)で育てると、ハイゴケは激しく徒長してしまう傾向があります。
徒長とは、苔が異常に伸びてしまうこと。
その結果、本来のハイゴケの姿とはまったく異なる形になってしまい、別の植物のように見えてしまうことも・・。
ハイゴケの育て方
オープンタイプ使用 or 換気を意識する
ハイゴケは、明るめの日陰を好む性質があります。
本来は屋外で育てやすい苔なので、テラリウムで育てる場合は注意が必要です。
もし本来の這うような姿を楽しみたい場合は、オープンタイプの容器で育てることをおすすめします。
植える時には、ただ単に土の上に置くだけではなく、土をある程度ほぐしたり、土に挿したりすると、苔がしっかりと定着しやすくなります。
- 苔下の古い部分(薄茶色)をカットする
- ピンセットでまっすぐ上から挟む
- 垂直に用土に差し込む
もし蓋付きの容器で育てたい場合は、ひょろひょろと伸びて徒長してしまう傾向があります。
これを防ぐためには、定期的に換気をすることが大切!
時々蓋を開けて空気に触れさせてあげると、徒長を抑えることができるでしょう。
水やりは土の乾き具合で判断
水やりの頻度は、土の乾き具合を見て判断するのがよいでしょう。
ただし、容器の底に水が溜まりすぎないように注意が必要です。
水が溜まった状態が続くと、苔が傷みやすくなったり、白カビが発生したりする原因になります。
特にハイゴケは仮根(地面に這うように伸びる根)が水没するのを嫌うので、水がたまらないように気をつけましょう。
もし苔が伸びすぎてしまった場合は、根元から適当な長さで切って短くすることをおすすめします。
心配せずに思い切って切っても大丈夫。
約2ヶ月ほど経つと、切った部分から新しい芽が出てくるので、楽しみに待っていてください!