こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
タマゴケは人気のある苔の一つですが、どのように育てればいいのか分からない・・と悩んでいませんか?
そこで今回は、タマゴケの育て方について、テラリウム初心者向けに紹介します。
増やし方ついても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
タマゴケの特徴
明るい緑色で優しい印象
タマゴケ科
クローズド:〇
オープン:〇
葉色は明るい緑色でふわふわと優しい印象のある苔。
渓流沿いの乾いた斜面や湿度が高くて明るい崖などに生えることが多く、女性にとても人気のある苔ですね!
また、きれいな淡い新芽が出てくるのは冬からで、2月くらいにつける「球状の胞子体」も特徴のひとつ。
はじめは緑色で熟すと中心から赤みを帯びます。
その姿にちなんで、タマゴケという名前が付いたともいわれています。
海外では「アップルモス(青いリンゴ)」と呼ばれているのだそう。
生長は気温は15度以下になる秋頃から活発になります。
ただし、夏の暑さは苦手で、葉色が悪くなることも・・・。
タマゴケの育て方
根本と朔は丁寧にカットする
タマゴケは、根本下部の茶色い部分に厚みがあります。
植え付けをする時は、汚れと一緒に思い切って厚めにカットしましょう。
春になると蒴(丸い胞子体)がでてきますが、時間が経つと茶色に変色してきます。
そのままにしておくとカビの原因になるので、蒴を楽しんだ後はピンセットでカットしてあげてください。
葉が丸まった・縮んだような状態になると乾燥しているので、霧吹きで水をあげましょう。
真夏の暑さに要注意
そして、タマゴケは冬に生長する苔なので、夏の暑さにはとても弱いです。
最高気温が30度を超えると葉色が悪くなって元気がなくなり、35度以上になると極端に傷んでしまいがち・・・。
なるべく冷房がきいた屋内など、涼しい場所においてあげると良いですね。
ただし温度さえ気をつければ、オープン・クローズドどちらでも育てるのは容易です。
どちらかと言うと、葉の乾燥を防ぐために蓋をして湿度を管理する(クローズド)と育てやすいかもしれません。
奥の手として、夏場は冷蔵庫に保存する方法も。
もし茶色くなってしまっても、涼しい季節がくるとまた新芽が出てくる場合も多いです。諦めずに育て続けましょう!
参考タマゴケが茶色くなる原因と対策~タマゴケを健康な状態に戻そう~
タマゴケの増やし方
タマゴケの増やし方のひとつに移植法があります。
移植法は、成長したタマゴケを別の場所に移す方法のこと。
長く育てていると仮根同士が絡み合い、固まりを作るので、容器の下のほうには茶色い仮根が溜まっていってしまいます。
汚い印象にもなってしまうので、必ずトリミングをしましょう。
- タマゴケを取り出し、植えやすい大きさに手でちぎる
- 下側の茶色い部分(仮根)は厚めにカット
- 新しい容器と土を用意し、ピンセットで垂直に差し込む
- 用意した容器に植え付け、軽く押しつけるようにして固定
また、移植法以外の方法として、まきごけをすることも可能です。
まきごけは、岩や流木に着生しやすかったり、自生しているような姿を楽しめるというメリットがあります。
ただし、それなりに時間がかかります。(発芽まで2~3週間ほど)
しっかりと茂ってくるまでに「3ヶ月ほど」かかると思って、試す場合は長期目線で取り組んでみてください。
タマゴケはテラリウムの人気者
タマゴケは、明るい黄緑色と可愛らしい胞子体でテラリウムでも人気ですが、夏場に劣化することが多い苔です。
涼しい場所で育てるか、もしくは夏場には冷蔵庫での保存も検討してみてください。
大切に育てれば、丸くてかわいい姿を見せてくれるはずですよ!