こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
「うちの苔テラリウム、なんだかドブ臭い気がする・・」
こんな苔の臭い問題に悩んでいませんか?
今日は苔の臭いの原因と効果的な対策について、わかりやすく解説します。
清潔な苔テラリウムをキープしたい人はぜひ参考にしてください!
苔が臭い原因は?
カビによる腐敗
見た目ではカビっぽいものが見えなくても、苔の臭いを嗅いでみると「カビ臭いかもしれない・・」ということがあります。
そういう時は、カビ菌が原因で「腐敗」が進んでしまっている可能性あり!
特に、水やりをしすぎると湿気が多くなるので、苔の表面や根元にカビが発生しやすくなります。
カビ菌は水のあげすぎや置き場所(風通しが悪いなど)が主な要因。
過剰な水分で根が腐ってしまうと、ドブ臭い腐敗臭が発生してしまうことも・・。
水を与えすぎていないか?改めて再確認してみてくださいね。
具体的には、苔に水をやりすぎてしまった時の症状と対処法についてを参考にどうぞ。
虫の影響
苔に虫が発生すると、苔が傷んだり腐敗したりします。
特に、虫が排泄物を残すと雑菌が繁殖するので、臭いが発生しやすくなります。
採ってきた苔は、虫がいないかよく調べながら植えるようにしましょう!
そして、苔を容器に入れる時には「弱りそうな部分」を先にカットしてしまうことも大切。
※たとえば、色が少し変色している部分や黒くなっている部分など
できれば苔を調達する時は、信頼できるお店またはネットの通販で買うのがオススメです。
苔の臭い対策は?
カビや虫が原因で苔の臭いがすでに発生している時は、次の対策をやってみてください。
取り除いて消毒する
苔の先端が少し白くモヤモヤしている程度だったら、「綿棒」を使って丁寧に取り除きましょう。
カビを取り除いたら、水で洗った後にベンレート(×1000)などの薬剤で消毒します。
規定量を水で希釈して吹きかけるとカビを殺菌できますよ。
カビが生えている部分の葉が茶色になっている場合は、その部分の下から切り取りましょう。
表面のカビが落ちたら半日陰で管理し、数日の間は水を与えずに乾燥させれば大丈夫です!
もし、カビが再発してしまう場合には、一度苔と土を全てボトルから出してください。
容器は熱湯消毒し、仮根が付いてない部分の土は新しいものと交換しましょう。
臭いを防ぐための予防策
通気性をよくする
天気の良い日には、窓を開けてしっかり換気をしてあげましょう。
苔の周りに十分な通気性があるとこもりにくくなるので、カビや腐敗が起こりにくくなります。
特にクローズドタイプの苔テラリウムは、定期的に蓋を開けて換気してあげることも必要。
できれば、半日ほど蓋をせずにおいておいておけると良いですね!
また、ボトルが湿気で曇ってしまうこともありませんか?
これは容器内の水分が多いか、あるいは蒸れてしまっている可能性があります。
蓋を開けて涼しいところに置いて、曇りが取れれば再び蓋をしても大丈夫です。
定期的に手入れをする
定期的に苔を観察して、もし茶色くなった部分が出てきたらそのまま放置しないようにしましょう。
放置すると、変色や臭いの元になってしまうことも・・。
もし苔が茶色くなってきている場合は、まずは環境から見直しましょう。
詳しくは、苔テラリウムが枯れる原因と対処法を分かりやすく解説をチェックしてみてください。
また、植え付けのときに苔の下にゴミが残っているとNGです。
大切な苔がダメージを受けてしまうので、ゴミはしっかり取り除いてから植えつけましょう!
まとめ:苔は簡単には枯れない
最後にもう一度まとめます。
【 苔の臭いの原因 】
原因① カビによる腐敗
- 見た目にカビが見えなくても臭いはする
- 過剰な水分や湿度が原因でカビが発生し、腐敗臭の発生につながる
- 水やり量を確認し、過剰な水分を与えていないか
原因② 虫の影響
- 虫の発生で苔が傷つき、腐敗しやすくなる
- 虫の排泄物で雑菌が増殖し、臭いが発生する
【 臭いの対策 】
- カビや虫を取り除いて消毒する
- 取り除いた後に薬剤で消毒し、黒くなった部分を切り取る
- カビ再発時には苔と土を取り出し、容器を熱湯消毒して新しい土と交換
手がかからないと言われている苔テラリウムですが、こまめに観察し、変化には敏感に気づいてあげる必要があります。
とはいえ、苔にカビが生えたからといって、苔は簡単には枯れません。
苔の臭い対策を意識することで、清潔でな苔テラリウムをキープすることができます。
苔を最大限に楽しむために、今回伝えたポイントに注意してお手入れしていきましょう!