こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
ヒノキゴケは人気のある苔の一つですが、育て方や増やし方が分からない・・と悩んでいませんか?
そこで今回は、ヒノキゴケの特徴や必要な環境、水やりのポイントなど、育てる上で知っておきたい情報をまとめました。
テラリウムにヒノキゴケを取り入れて、小さな自然を育てる楽しさを味わっていきましょう!
ヒノキゴケの特徴
ふわふわした触り心地がGood
ヒノキゴケ科
クローズド:◎
オープン:△
背が高いタイプで、見た目がヒノキの幼苗に似ているのが名前の由来です。
茎の中ほどから下に、褐色の仮根を密生させる特徴があります。
しっぽのようにフワフワとした姿から「イタチのシッポ」とも呼ばれることも。
野生では山地の腐植土の上などに群生することが多く、コロニーを見つけたらついついそっと触ってしまいたくなるはず。
また、湿気を好み、丈夫で育てやすいのでテラリウムにピッタリ。
テラリウムでは茎が直立し、高さは5~10cmで、枝分かれはあまりしません。まるでミニチュアの樹木のようになります。
とにかく生長が早いので、背の高い容器を選びましょう。
日陰でも育つので、北側の窓際や小窓しかない玄関でも育てられます。
もともと森の中でしっとりとした場所に自生している苔なので、乾きすぎに注意してください!
ヒノキゴケの育て方
乾燥に厳重注意
ヒノキゴケは水没を嫌いますが、乾燥にも弱いので、蓋のある密閉容器(クローズド)で育てるのが良いでしょう。
高さのある容器の場合、土を厚めに入れるとバランスが良いですね。
そして、ヒノキゴケは乾燥にとても弱い苔。
乾燥すると、葉が内側に巻いてしまい縮れた状態になってしまいます。
水をあげると復活しますが、極端な乾燥を繰り返すと葉が傷むことも・・・。
逆をいうと、水をやりすぎても枯れてしまうというのはあまり見られません。
定期的に霧吹きで全体にムラなく水を与えつつ、直射日光は避けるようにしてください。
ただし、夏場など日中の気温が高い時に水やりをすると、蒸れて葉が茶色に変色する可能性もあります。
なるべく朝の涼しい時間か夕方に水やりをしましょう。
定期的にトリミングをする
また、先端部分が茶色くなりやすいので、茶色くなったところはハサミで切りましょう。
そのまま放置するとカビの原因になってしまいます。
また、ヒノキゴケは生長が早く、どんどん上に伸びていきます。生長し過ぎた時はトリミングしましょう。
1年ほど育てて蓋に当たるほど伸びたら、トリミングのタイミング。
伸びすぎた部分をハサミでカットするとスッキリするはず。
二か月ぐらい経つと新芽が出てくるので、思い切って短くしても大丈夫です!
ヒノキゴケの増やし方
茎ふせで増やすのが一般的
ヒノキゴケの増やし方は、茎ふせという方法がオススメです。
茎ふせとは、苔の茎を横に寝かせて、新芽をいっぱい出して株を増やす方法のこと。
まず、ヒノキゴケの茎を選びます。
茎は健康なものを選び、先から1-2cmくらいの位置で切り落としましょう。(脇芽の発生を促すため)
そして、容器に土を敷いて水で湿らせたら、ヒノキゴケを寝かせるように並べます。
苔の新芽は乾きに弱いので、蓋のある容器を使用しましょう。
しばらくすると横に寝かされたヒノキゴケの枝からわき芽が出てきます。
新芽がしっかりした大きさになるまでは、だいたい「60日間程度」です。
しっかり繁ったコロニーに育てるには、1年ほどかかると思っておきましょう。
長い時間をかけて育った苔はその場所に適応している証拠。丈夫な苔になりますよ!
ヒノキゴケを触って楽しんでみよう
ヒノキゴケは美しい緑色をしていて、テラリウムや観賞用として人気があります。
手触りが良く柔らかいので、ときには蓋を開けて、触って楽しんでみるのはいかがでしょう?
また、最初、環境に馴染めずに茶色く変色してしまった場合でも、茶色になった葉から新芽が出てきます。
諦めずに定期的に水をあげてくださいね。
苔テラリウムが茶色くなった時の詳しい対処法は、苔が茶色に!原因と復活させる方法を考えてみましたを参考にしてみてください!