こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
大切に育てているスナゴケが、きれいな緑色から茶色に変わってしまうと、「枯れてしまったのでは?」と焦ってしまいますよね。
でも、諦めるのはまだ早いです。
実は、スナゴケは非常に生命力が強く、茶色くなっても休眠しているだけで、完全に枯れているわけではないケースがほとんど。
この記事では、スナゴケが茶色くなる2つの主な原因を解説し、緑の美しい姿を復活させるための具体的な方法をご紹介します。
スナゴケが茶色くなる原因
スナゴケが茶色くなる原因は主に2つあります。
乾燥による茶色化
スナゴケが茶色くなる原因のひとつは、乾燥です。
というのも、スナゴケは極端な乾燥を繰り返すと次第に茶色くなってしまいます。
この乾燥による茶色化を防ぐためには、ふだんの水分管理が大切。
水やりの頻度は季節や環境によって異なるので、苔の状態を見ながら適切な水やりを行いましょう。
光不足による茶色化
スナゴケが茶色くなるもうひとつの原因は光不足。
スナゴケは光合成によって生きていて明るい場所を好む苔なので、他の苔よりもより十分な光を与えなければいけません。
ですが日陰などの暗い場所では、十分な光を受けることができず次第に茶色くなってしまいます。
光不足による茶色化を防ぐためには、スナゴケを明るい場所に置くことが大切!
スナゴケに関しては、日当たりの良い場所や窓辺などが適しているでしょう。
茶色くなったスナゴケを復活させる方法はある?
茶色く変色したスナゴケを見て「もう枯れてしまった・・」と諦める必要はありません。
一度茶色くなった葉が緑に戻ることはありませんが、適切なケアをすれば、根本から新しい緑の芽が吹き、時間をかけて再生します。
ステップ1:生育環境の徹底見直し
まずは、スナゴケが茶色くなった原因である「水」と「光」の環境を最適化します。
水分管理:
表面が完全に乾いてから、さらに1〜2日待ってから水をたっぷり与える、というサイクルに切り替えます。常に湿っている状態は避け、乾燥と湿潤のメリハリをつけましょう。
光の確保:
屋内の場合、レースカーテン越しの窓辺など、最も明るい場所に移動させます。1日の日照時間が8時間未満の場合は、植物育成用LEDライトで光を補いましょう。
ステップ2:新芽の成長を気長に待つ
環境を整えたら、あとはスナゴケの生命力を信じて新芽が出るのを待ちます。
茶色い部分は見た目が悪くても、無理にカットする必要はありません。新芽が伸びてくれば自然に覆い隠されていきます。
復活には1〜2年かかることもある長期戦です。焦らず見守りましょう。
参考スナゴケの寿命はどれくらい?長生きさせるために意識したいこと
スナゴケの復活は長期戦
スナゴケが枯れてしまっても、スナゴケそのものは死んでいないので、時間はかかりますがきれいな状態に戻ります。
新たな新芽を育てることで、カバーすることができますよ!
ここからは長期戦だと思って、気長に苔の底力を信じてあげてくださいね・・!
テラリウムでスナゴケを育てる場合はスナゴケの特徴と育て方【テラリウム初心者向け】も参考にどうぞ!