こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
苔テラリウムで人気のあるタマゴケですが、育てていると茶色く変色してしまうことはよくあります。
タマゴケに限らず、苔は環境の変化などにより茶色く変色することがしばしば・・。
一般的な植物は1度枯れると復活することは難しいのですが、苔は通常の植物とは違い、茶色に変色したからとって完全に死んでしまう訳ではありません。
茶色くなってからもしっかり手をかけてあげれば、元気に復活してくれることもあります。
そこでこの記事では、タマゴケが茶色くなる原因と対策についてお伝えします。
これらの対策を行うことで、茶色くなったタマゴケを健康な状態に戻すことができますよ!
タマゴケが茶色くなる原因
暑さ or 乾燥 or カビ
タマゴケが茶色くなる原因のひとつに、暑さと乾燥があります。
タマゴケは湿度が高く、涼しい場所を好むので、高温や乾燥した環境では茶色く変色することがあります。
直射日光に当たることも茶色化の原因になりますね。
また、タマゴケが茶色くなるもうひとつ原因がカビ。
カビは湿度の高い環境で繁殖しやすく、タマゴケにも悪い影響を与えます。
カビが繁殖すると、タマゴケの表面全体が茶色く変色することも・・。
カビが発生したタマゴケはほかの健康なタマゴケに感染する可能性があるので、感染を広げないように注意しましょう。
タマゴケが茶色くなった時の対策
タマゴケが茶色くなった時の対策は、全体的に茶色くなるケースと部分的に茶色くなるケースの2つが考えられます。
全体的に茶色くなるケース
全体的に茶色になった場合は、そのまましっかり水を与えて新芽を出しましょう。
たとえば、夏の間に傷んでしまったタマゴケも、暑いシーズンを超えて水をあげ続ければ自然に復活してくれます。
冬を越す頃には、完全復活してくれるはず。
夏場は緊急対策として冷蔵庫に待避させておくのもオススメです。
あとは基本的なことですが、直射日光が当たる場所に置かないようにすることも大切です。
日陰や明るい室内など、光の当たり方に気をつけてくださいね。
部分的に茶色くなるケース
タマゴケの一部分だけが変色しているような場合は、変色した箇所の株をピンポイントで切り取ってあげます。
茶色の株のみを切り取ったら、別の容器に土を入れて蒔きゴケをしましょう。
そのまま水を与えてあげると、新芽を出してタマゴケを増やすことが可能です。
苔は茶色く枯れても葉や茎など、どの細胞からでも再生することができる生命力を持っています。
茶色に変色したタマゴケを刈り取って蒔くと、約1ヶ月ぐらいで新芽を伸ばしはじめて元気な姿を見せてくれますよ!
タマゴケはカビに注意
タマゴケは暑さに弱いことは有名ですが、もう一つ気を付けたいのがカビの発生。
タマゴケは湿気を好むコケなので多めに水を与えていると思いますが、茶色に変色したタマゴケは特にカビが発生しやすい傾向に・・・。
夏に暑さや乾燥、蒸れでダメージが溜まったタマゴケが茶色に変色しますが、変色した株や蒴をそのまま放置しているとカビが発生しやすくなります。
蒴(胞子体)が茶色くなったら、一ヶ月も経つと枯れて茶色くなってきます。
このまま放置するとカビの原因になるので、発生初期のうちにピンセットで抜き取りましょう。
もしカビが発生してしまった場合は、家庭園芸用の殺菌剤「ベンレート」を使ってください。
規定量を水で希釈して吹きかけるとカビを殺菌できます。
数日経過すると綺麗にカビがなくなるはずです。
日頃からよく観察して、早めに気付くようにしましょう!
まとめ
最後に、タマゴケが茶色くなる原因と対策についてまとめますね。
タマゴケは苔テラリウムで人気ですが、茶色く変色することがよくあり、その原因には高温、乾燥、直射日光、そしてカビが挙げられます。
ですが、茶色に変色しても完全に死んでいるわけではなく、適切な対策を取れば元の緑色に復活することができます。
全体的に茶色くなった場合:水を続けて与え、暑さから守る(冷蔵庫内での保存も可)。直射日光のない場所に置く。
部分的に茶色くなった場合:変色部分を切り取り、新しい土に植えることで再生させる。
また、カビの発生を防ぐためには、茶色くなった胞子体を取り除き、発生した場合には植物用の殺菌剤「ベンレート」を使って対処することをオススメします。
これらの対策を心がけていけば、茶色くなったタマゴケを健康な状態に戻すことができますよ!