こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
「水苔とハイゴケ、どちらも苔だけど何が違うの?」
「苔テラリウムや苔玉を始めたいけど、どっちを選べばいい?」
この記事では、そんな疑問を解決するために、水苔とハイゴケの見た目・性質・使い方(用途)の違いを、初心者の方にも分かりやすく比較解説します。
それぞれの特徴を知って、あなたのグリーンライフにぴったりの苔を見つけましょう。
水苔とハイゴケの違い
水苔とハイゴケの特徴について、それぞれ見ていきましょう!
水苔の特徴
水苔は、湿地に自生するミズゴケ科の苔です。
最大の特徴は、「天然のスポンジ」とも言える驚異的な保水力。
なんと!乾燥状態の約10〜20倍もの水分を蓄えることができます。
この保水力と、適度な通気性、さらに菌の繁殖を抑える抗菌作用を併せ持つため、園芸用の土壌改良材や植え込み材として非常に優れています。
■ 主な使い方(具体例)
ランや食虫植物の植え込み材:
高い保水性と通気性が、根腐れを防ぎつつ潤いをキープ
ハンギングバスケットの内張り:
土の乾燥を防ぎ、水やりの手間を軽減可能。
挿し木や取り木の保湿材:
発根を促す際の保湿・保護に最適。
ハイゴケの特徴
ハイゴケは、日本の公園や庭先など身近な場所でも見られるハイゴケ科の苔です。
地面を覆うように這って成長するのが特徴で、鮮やかな緑色の美しいマット状の群落を形成します。
乾燥に強く非常に丈夫で、管理が簡単なため、苔テラリウムや苔玉作りの初心者にもっともおすすめされる苔の一つです。
ただし、蒸れには弱いため、適度な通気と水はけの良い環境が大切です。
■ 主な使い方(具体例)
苔テラリウム:
這う性質を活かして、地面を覆うグランドカバーとして最適。
苔玉:
形を作りやすく管理も簡単なため、苔玉の表面を覆うのに広く使われます。
盆栽や庭の化粧苔:
土の表面を美しく飾り、乾燥を防ぐ役割も。
水苔とハイゴケの比較
続いて、二つの違いを分かりやすく比較してみました。
特徴 | 水苔 | ハイゴケ |
---|---|---|
生育環境 | 湿地で生育、保水性が高い | 日当たりの良い場所から半日陰 |
用途 | 植物の植え込み材 | テラリウム、苔玉、苔庭など |
特性 | 高い保水力、抗菌作用 | 乾燥や日光に強く、管理が容易 |
ポイントは以下の通りです。
- 植物を育てるための「土壌改良・保湿材」が欲しい→水苔
- 「テラリウムや苔玉」で観賞を楽しみたい→ハイゴケ
それぞれの得意なことを理解して使い分けることで、苔との暮らしがより一層楽しくなります。
この記事を参考に、あなたの目的にぴったりの苔を選んでみてください!
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