こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
コウヤノマンネングサは、その独特の姿と存在感から人気のある苔です。
ですが、その希少性と繊細さゆえ、適切なケアが必要になってきます。
そこでこの記事では、コウヤノマンネングサの育て方を詳しく解説します。
コウヤノマンネングサの特徴
これぞ苔の王様
コウヤノマンネングサ科
クローズド:〇
オープン:△
日本に自生する苔の中では、最も大きいタイプ。
ヤシの木みたいな形で、葉は緑色、茎は赤褐色でツヤがあります。
見栄えがするので苔の王と呼ばれていて、主役級の美しさがあります。
実は・・コウヤノマンネングサは、準絶滅危惧種に指定されている希少な種です。
日本各地に自生していますが、特に乱獲などにより全国的に個体数が減少しています。
また、環境の変化で傷みやすく、栽培はやや難しいので、中級者以上の方にオススメです。
そして、地下茎で植えるので、新芽が元の株から離れて出てくるのが特徴。
棒のように長くのびるので驚くかもしれません。
湿度の高いテラリウムでは伸びすぎてしまいますが、適度に換気をすれば防ぐことも可能です。
コウヤノマンネングサの育て方
広めの密閉容器を使用する
まず、コウヤノマンネングサを育てる時は、密閉型の容器を使用しましょう。
オープンな環境では乾燥が進みやすく、管理が難しくなる傾向があります。
密閉型の容器を使うことで、適度な湿度を保ちやすくなり、育てやすくなります。
また、容器を選ぶ時は、ある程度の広さも必要です。
というのも、コウヤノマンネングサは地下茎が横に伸びる性質があるから。
狭すぎる容器だと、植物の成長が制限されてしまう可能性があります。
植え付けの際は、ピンセットを使って丁寧に行いましょう。
コウヤノマンネングサを用土にしっかりと埋まるように、「やや深め」に植えることが大切です。
この時、枝の部分を出しすぎないよう注意してください。
枝が露出しすぎると乾燥しやすくなり、植物にダメージを与える原因になります。
茶色に変色した時は?
コウヤノマンネングサは涼しい環境を好む苔なので、夏の暑さには弱い傾向があります。
特に気温が30度を超えるような暑い日には、葉が茶色く変色してしまうことがあります。
また、水やりにも注意が必要です。
水をあげすぎると根が腐ってしまい、その結果、葉が茶色く変色することがあります。
つまり、暑さと過剰な水分の両方が葉の変色の原因になる可能性があるのです。
こういった状況を防ぐために、夏場はなるべく涼しい場所に置くようにしましょう。
直射日光を避け、風通しの良い場所に置くのがおすすめです。
水やりは土の表面が乾いたら行うようにし、苔の様子を見ながら調整することが大切です。