こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
ここ最近、苔テラリウムは癒し効果やおしゃれなインテリアとして人気を集めていますよね。
しかし、中には苔が白く変色してしまうトラブルも起きています。
そこでこの記事では、苔テラリウムが白くなる原因と対策について分かりやすく解説します。
トラブル解決のきっかけになったら幸いです!
苔テラリウムが白くなる原因は?
白カビが発生している
苔テラリウムが白くなる原因として、白カビが考えられるでしょう。
葉の先端などに「ホワホワとした白いもの」がついていませんか?
白カビは、葉が茶色くなった部分をずっと放置していたら発生する可能性があります。
あるいは、苔の下にゴミが残っていた可能性も。
植えつけする時にゴミや汚れをしっかり取ると、カビが生えにくくなります。
苔そのものが弱るとカビが発生しやすくなるので、なるべく適度に光を当てて健康に育てることが大事です。
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強すぎる光の影響
苔は一般的には日陰を好む植物なので、強い光を受けるとダメージを受けることがあります。
葉緑体が光合成を抑制し、黄色や茶色に変色したり、白っぽくなることもあります。
これは苔が光を反射することで、過剰な光から自らを守ろうとするから。
苔テラリウムでは、直射日光を避け、一般的には北向きの窓辺やレース越しの光が適しています。
通気不足
苔テラリウムは湿度を好むいっぽうで、通気性もとても重要です。
密閉された容器では、空気が淀んでしまい、蒸れが発生します。
容器内の温度が上がると、苔が蒸れてしまい、白っぽくなるかもしれません。
定期的に蓋を開けて換気を行い、空気を入れ替えてあげましょう。
白カビが発生した時の対策
少量発生した場合
苔テラリウムに少量のカビが発生した場合は、早めの対策が必要です。
このまま放置するとカビが全体に回ってしまうので、早めにカビを取り除きましょう。
まずは、白いカビを綿棒を使って丁寧に取り除きましょう。
そして、カビを取り除いたらベンレート(×1000)などの薬剤で消毒してください。
今後、カビの発生を予防するためには、湿度管理が重要です。
できれば湿度計を使用して、湿度が適切な範囲内に保たれているか定期的に確認しましょう。
湿度が高すぎる場合は、テラリウムの蓋を開けて換気を行ってください。
さらに、カビの発生を防ぐためには、テラリウム内部の水やりにも注意が必要です。
水やりをする時は、必要な分だけ与えるようにしましょう。
水が余ってしまうと湿度が高まり、カビの発生リスクが高まります。
広範囲に発生した場合
続いて、広範囲に白カビが発生してしまった場合の対策方法をご紹介します。
まずは、カビがどこを中心に発生しているかを突き止めましょう。
カビが発生している箇所を見つけたら、キッチンペーパーや綿棒を使って丁寧に拭き取ってください。
もしくは容器から取り出し、流水で洗い流して水気を絞ってください。
さらに容器もキレイに洗って新しい土に植え替えれば大丈夫。
ただし、カビが広がりすぎて茶色く枯れてしまうと回復は困難です。
元気な苔は抜いて洗い、新しい容器に新しい土を入れて植え直しましょう。
カビに見えるけど・・コケの「仮根」かも?
苔テラリウムを育てていると、時々白いものが見えることがあります。
茎に沿って白いものが出ていたり、茶色いモジャモジャのようなものが容器を覆い、一見カビのように見えることも・・。
一見するとカビのように見えますが、実はコケの「仮根」かもしれません。
コケの仮根は、コケが環境に適応するために出すもので、白く見えることがあります。
これは、コケが水分を吸収し、成長するために必要なもの。コケの栄養を吸収する役割も果たしています。
仮根は株が充実してくると出てくるので、そのまま育てても問題ありません。
今回お伝えしたポイントを押さえておけば、白くなる現象やカビの発生を防ぐことができます。
苔テラリウムを楽しむために、適切なケアを行いましょう!