こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
苔テラリウムが枯れるとどうしたらいいのか不安になりますよね・・。
そこで今日は、苔テラリウムが枯れる原因と対処法について、くわしくお話しします。
苔テラリウムを長く楽しむためのヒントを確認していきましょう!
苔テラリウムが枯れる3つの原因
日照不足
まず、苔が枯れるということは・・正常に光合成ができていないのかもしれません。
苔はほどよく明るい場所(北側の窓辺など)が好きなので、朝日や日中の太陽の光を浴びていれば大丈夫です。
レースのカーテンや、スリガラス越しに優しい光が入るような場所も良いですね。
もし、日の光が当たらない室内に置いているのであれば、照明を使ってあげるとうまく育つようになりますよ。
苔専用・植物専用の照明も色々なものが売られているので利用してみましょう。
参考【2024年】苔テラリウムに使うLED照明ライトおすすめ4選
蒸れ
室内で育てる場合は「蒸れ」に注意が必要。
苔は過湿を嫌い、じめじめした状態が続くと痛んで変色してしまいます。
よくよく考えてみると、自然界では強烈な直射日光を浴びながら雨が降る・・なんてことはないですよね?
自然界の苔は自然環境の変化には強いものの、人為的に作り出された環境には適応できないことも。
特に、夏場の室内は湿った状態で高温になる(人間でいうとサウナ状態)とすぐに蒸れてしまうので、頭を悩まされる人も多いはず。
中でも、タマゴケやホソウリゴケは暑さに弱いですね。
水のあげすぎに注意しつつ、苔テラリウムの容器はなるべく涼しい場所に置いてあげましょう。
詳しくは、苔に水をやりすぎてしまった時の症状と対処法についてを参考にしてみてください。
乾燥
苔は過湿を嫌いますが、逆に乾燥した状態が続きすぎても葉先が茶色くなってしまいます。
そのまま同じ環境で育て続けると、やがて全体が枯れてきてしまうことも・・・。
特に、ヒノキゴケは乾燥に弱い種類で、乾燥させすぎるとカリカリになってしまい葉先が傷みます。
乾燥に強いと言われている、シノブゴケやホソバオキナゴケでも葉先だけ茶色くなることがあります。
そうならないように、エアコンの風が直接当たる場所には置かないようにしつつ、常に葉が軽く濡れている程度に霧吹きをしてあげましょう。
サランラップで容器の口をふさいだり、フタ付き容器で飼育すると、一定の湿度をキープできるので試してみてください。
苔は枯れるとどうなる?
枯れてしまっても諦めるのは勿体ない
苔テラリウムでは、環境の変化などで茶色く枯れることは結構あります。
通常の植物は、1度枯れると復活することは難しいですよね?
でも実は、苔は茶色く枯れてしまったからとって完全に死んでしまう訳ではないんです。
茶色に変色しても、細胞レベルで新しい新芽を出してまた復活してくれるのが苔の特徴。
なので、苔が枯れてしまったからといって、そこで育成を諦めてしまうのは勿体ないということ!
たとえ茶色く枯れてしまった後も、新しい新芽を出して復活していく様子を楽しめるのも、苔テラリウムの醍醐味です!
苔が全体的に枯れてしまった場合
苔が全体的に枯れてしまった場合は、そのまましっかり水を与えて新芽を出させましょう。
1~2ヶ月ほどで緑が復活しますし、夏のダメージが進んだ苔でも、夏を超えて水をあげ続ければ自然に復活してくれます。
可愛い新芽が出てくるまで、ゆっくりと気長に待ってあげてください・・!
苔が部分的に枯れてしまった場合
苔が部分的に枯れてしまった時は、枯れた茶色の株を刈り取ってまき苔して増やしてみましょう。
まき苔というのは、細かくカットした苔を土の上にパラパラとまくだけ。
ほとんどの苔はこのまき苔で増やせて、1~2ヶ月前後で新芽を伸ばしてくれます。
そもそも苔の一部が枯れてしまうのは新陳代謝や一時的な痛みなので、あまり深く心配せず、蒔きゴケで再生させてあげるのも面白いですよ。
予防策や対処法を知っていれば怖くない
最後にもう一度まとめます。
苔テラリウムが枯れる原因は次の3つ ↓
- 日照不足
- 蒸れ
- 乾燥
苔が枯れてしまっても、苔は新しい新芽を出して再び生き返る可能性があります。
もし苔が全体的に枯れた場合は、そのまましっかり水を与えて新芽を育ててあげましょう。
苔が部分的に枯れた場合は、枯れた部分を刈り取ってまき苔をおこなうことで増やすことができますよ。
苔が枯れる原因はさまざまなので必ずしもこう!とは断定できません。
ですが、予防策や枯れてしまった後の対処法を知っていれば、慌てずに対応することができます。
苔の寿命やテラリウムを楽しめる期間については、苔テラリウムの寿命は?どのくらいの期間楽しめるの?を参考にしてみてください!
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