こんにちは!苔テラリウムの入口:管理人のみさきです。
ホソバオキナゴケは、テラリウムによく使われるコケの一種でとても人気があります。
今回は、そんなホソバオキナゴケの「増やし方」について詳しく紹介します。
初心者さんでも手軽にできる方法なので、ぜひ挑戦してみてください!
ホソバオキナゴケの増やし方
株分けがオススメ
まず、ホソバオキナゴケを増やす方法としては「株分け」が一般的です。
株分けは、成長した株を分けて新しい容器に植える方法のこと。
元々ホソバオキナゴケ自体の生長が遅いので、乾燥させて小さくした苔を撒く「まき苔」だとコロニーを形成するまで3年以上必要になることも・・・。
それに引き換え、株分けは「まき苔」に比べると、比較的早くコロニーの形成が進むのでオススメの方法です。
ただし、苔の量を増やしたいだけの場合は、販売しているものを購入したほうが早いかもしれません。
わたしはAmazonで販売しているものを個人的にリピートしています。
基本的な株分けの方法
まずは苔を取り出しましょう。
ピンセットで挟み、容器の中から思い切って取り出します。
そして、苔を手でちぎるように2つに割ります。
ハサミで切ると苔が傷んでしまう可能性があるので、手のほうが良いでしょう。
続いて、苔の下の汚れている部分(茶色い部分)をハサミでばっさりと切ります。
最後に、新しい容器に用土を入れ、ピンセットで真上から挟んで植えてください。
ホソバオキナゴケを増やす時の注意点
小さいうちは乾燥に要注意
ホソバオキナゴケを増やす時には、以下の注意点にも気を付けましょう。
まず、直射日光の当たらない涼しい場所(半日陰)で管理し、小さいうちは乾燥させないようにしてください。
特に、移植をしてから「1ヵ月ぐらい」は様子を見ながら毎日水を与えます。
元々は乾燥を好む苔なので、少しずつ水やりの回数を減らしていきましょう。
成長したら葉色の変化とカビ予防
土の上にしっかりと定着したら、あとは土が乾いたり、苔が白っぽくなった時に水を与える程度で大丈夫です。
ホソバオキナゴケは乾燥に強いので、カビは発生しにくいはず。
もし、カビらしきものが生えてきたと思ったら、水やりは極力控えめにしてください。
また、途中で葉色が茶色くなった場合は、ホソバオキナゴケが茶色くなった時の対処法と枯れる原因をチェックしましょう。
順調に育てると1~2年ほどで、小さな株を中心に大きく広がり、厚みのあるコロニーを作るはずです・・!
苔の生長をゆっくり楽しもう
最後にもう一度増やし方についてまとめます。
- 増やす方法として「株分け」を推奨
- 株分けは、株を分けて新しい容器に植える方法のこと
- まき苔よりも株分けのほうが早くコロニーが形成される
【 株分けの手順 】
- 苔を取り出す
- 手で2つに割る。ハサミは使用しない
- 汚れている部分をハサミで切る
- 新しい容器に用土を入れて植える
【 注意点 】
- 直射日光を避け、乾燥を防ぐ
- 最初は乾燥に気をつけつつ、徐々に水やりの回数を少なくする
苔を2年くらい育てていると、苔が増えて容器の中がパンパンになります。
その場合は今回お伝えした株分けを試してみて、新しい容器と新しい用土に植え直してみてくださいね。
ホソバオキナゴケはゆっくりと生長するので、温かい目で見守ってあげてください・・!